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amigahinaの世界放浪記録

ヨーロッパ最後の街、リスボン

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10月頭に日本を出発して、ロンドンからヨーロッパを下り、一部中東、一部アフリカから再びヨーロッパに来てちょうど3ヶ月。ヨーロッパ各都市ではそれぞれの「今」を感じ、刺激的な日々を過ごした。
中東、北アフリカでは考えることが多く、そのヨーロッパとのギャップに衝撃を受け、宗教問題から人間そのものについて考える日々だった。

ヨーロッパでは「今」を知りたくて、都市ばかりをまわってきた。「今」を知ることは、その国の観光最前線をも知ることになり、各国がそれぞれの文化、宗教、芸術の遺産を遺憾無く発揮するパワーに驚いた。
そしてヨーロッパ最期の地、リスボン。ここにももちろん多くの遺産がある。
斜面を登る路面電車、ファド、ポルトワイン、それにポルトガルは日本の開港に深く関係する、日本にとっての外国(西洋)文化の発端の地でもある。

いざリスボンに着いてみると、素晴らしい文化があるにも関わらず、いたって普通の感じだ。
観光地にありがちなそれを誇張させるものもなく、観光目的ではなく、実際の暮らしの様子を肌で感じさせてくれる、そんな優しい街だった。旅行者にとってはそれが嬉しかったりするものだ。
そんなわけで、観光するというより、リスボンを感じる5日間。素晴らしい滞在になったのにはもうひとつ訳がある。

今回リスボンで楽しみにしていたひとつが、ホステルのこと。

このブログでも度々紹介してきたhostelworldの人気世界ランク上位3軒が全てここリスボンにあるのだ。もちろん見に行かない訳にはいかない。今回はもちろんゴールドメダルの、リスボン1、いや、世界1位のホステルに滞在してみた。

Travellers House Lisbon

場所はリスボンの海に面して広がるコメルシオ広場から堂々立ちはだかる美しいゲートをくぐり、数ブロック先にある。到着すると、高評価の宿では当たり前の宿のオリエンテーションがあり、清潔でセンスのいいリビングルームに通された。その他高評価の宿に共通の、キッチンの充実度、水周りの使いやすさ、ネット環境等々は当たり前で、ここのオリジナルは毎日行われるイベントにある。

 オリジナルツアーのポスターもセンスがいい。


ある日はポルトガル料理とポルトワイン飲み比べ、ある日は近所のバーへポルトガルのお酒を飲みに行くはしごツアー、ある日はローカルバーにファドを聴きに行くツアー・オリジナルスープ飲み放題付き、とかそんな具合だ。
どれも短期間でガイドブック持たずの私たちには魅力的だった。しかもどのツアーも6.5€と破格。

それとここで特筆すべきはスタッフの完璧なおもてなしだ。リビングでの旅行者同士の会話にもどんどん入って来るし、ちょっとした困ったことのサインは見逃さない。それが見事におしつけがましくなく、さらっとしている。これもスタッフが皆旅人を経験している所以だろうと思う。
旅行しながら学ぶべきことはたくさんある。ここは特に気付きが多かったホステルのひとつだ。さすが世界一。

 cozyなリビングルーム。帰ってくるとホッとする。


さて、リスボンの街。とにかく古いんだろうな、という印象。ぐにゃぐにゃに曲がった細かな石畳、年代物の汚れた建物、美しくタイルで装飾された家。そしてちんちんと音を立てて走る路面電車。全てものすごく古いものだ。だけどそれをとてもとても丁寧に手入れしているのがよく分かる。

 ものすごくゆっくり走る路面電車。まるでリスボンの街に合わせているよう。

 日陰の家は手入れが大変そう。

 高台から望むリスボンの街。美しくてため息ばかり。

大きなコンテナ船やタンカーの船長だった私の叔父は、40年近く世界中を船で廻っていた。各国からの手紙をよく送ってくれたのだが、世界で一番素晴らしい場所はリスボンだといつも言っていた。食事も、街も、何もかも。外国生活の長い叔父が言うのは、やはり観光地というよりも、何か温かみを感じる場所だからだろうと、今になって納得する。

リスボンに来たら憧れのロカ岬へ。リスボンからは列車とバスを乗り継いで行く。基点の街はシントラ。
ここでとっても素敵なお店を見つけたので、ご紹介。

こんな看板を見つけたので、階段を下りてみると、

こんなかわいい一軒家が。

大当たり!料理はビーガンコースになっていて、どれも本当に美味しかった。
シントラはそんなに美味しそうなレストランを見つけられなかったので、ロカ岬へ行く方には是非お勧めしたい。

Soul+Food 
Volta do Duche 2, 2710 Sintra, Portugal


さて、パリから来るといっそう分かる、あたたかな日差しのポルトガル。
その光を全身に浴びるようにロカ岬に降り立った。

 ここがヨーロッパの最果て。

 この海が大きく、壮大で、地球は初めてまあるくなった。

さあいよいよ南米へ。冬のヨーロッパから待ち望んだ夏がすぐそこだ。
まったく違う文化に再び会えることを、本当に楽しみにしている。
私は2004年の南米旅でものすごく大きなものを得た。
まだ24歳だった私が見た南米と、30を過ぎて感じる南米は、目的も目線も違ければ、各国の発展度も違うはずだ。

ロカ岬の先に続く南米大陸に思いをはせて。

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Written by amigahina

2012年1月29日 @ 08:44

カテゴリー: Lisbon, Portugal

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コメント / トラックバック4件

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  1. リスボン、ヒナのブログから十分その魅力が伝わってきます。母も行ってみたいベスト3にはいるかも。
    近代的なヨーロッパもいいけど何かゆったりとした時間と暮らしを感じてみたいここで。ファドも聴いてみたいね。日本はかなりこの国からいろんな文明の恩恵を受けてるわけだから遠くて近い国よね。カステラや天ぷらもらしいよ。おじちゃんは神戸の明石に住んだのもリスボンに似てたからと言ってた。作家の壇一雄も長く滞在した街です。南米も又ポルトガルをはずしては語れない国々だから言葉や文化をみっちり勉強して一回りも二回りも大きくなって帰ってきてね。

    Ritsuko Soma

    2012年1月29日 at 22:32

    • ファドについて書くの忘れてたなぁ。おじさんが大合唱しはじめて、ほんと日本の居酒屋のようだったなぁ。カステラは日本人のお店があって、大繁盛。ポルトガル人も自国のものよりおいしいと絶賛してました!

      amigahina

      2012年2月7日 at 11:23

  2. リスボンは古き良きものを大切にしてる街ですね!
    落ち着いた雰囲気が良くわかります。

    川崎裕司

    2012年2月6日 at 01:51

    • 川崎さん そうなんですね。落ち着いたという表現がぴったりですね。大人の街という感じでした。

      amigahina

      2012年2月7日 at 11:24


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