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amigahinaの世界放浪記録

喧噪のフェズから、青のシャウエン。

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サハラ砂漠でのテント泊を終えたところで、メルズーガからフェズまで移動するというアルジェリア人男性1人、韓国人女子2人組とタクシーをシェアすることに。バスだとあちこち停まって10時間くらいかかるところをタクシーなら6時間とのこと。料金は少し高くつくが、長距離移動は懲り懲りだったので、みんなで行くことにした。しかし、ちょっと待てよ、5人でシェアということは、後部座席に4人ということ!?いくらベンツとはいえ、古くて年代物のベンツのセダン。韓国人女子2人組は小さめなのでギリギリOKだったけど、背の高いよっちは辛そう。結局殆どノンストップで6時間ぶっ通し、フェズに到着した頃には体はバキバキだった。

同乗の3人は鉄道駅からそれぞれ旅立って行き、私たちは再びメディナ(旧市街)へ迷い込む。今回も宿探しからスタート。
メディナの入口であるブージュルードゲートから、バックパックを担いだ獲物に客引きが寄ってくる。再び始まった客引き攻撃。旅先で客引きに着いて行き、いい宿に案内されたことも何度もあるし、客引きが嫌いな訳じゃないんだけど、明らかにモロッコの客引きは胡散臭い。
フェズはあまりに安宿が少なく、客引きに連れて行かれたところではとんでもなくボラれ、頭に来て退散。結局うろうろと一軒一軒の宿の扉を叩いて回るが、とっても高い。そんな中、高くて引き返そうとしたリヤドの中で、英語で話しかけてくれた優しいお兄ちゃん(やっぱ顔見れば悪い奴かそうじゃないかわかるね。)が助けてくれた。彼はちょっと高級なリヤド(モロッコ建築の民宿)の従業員で、フェズの迷路のような路地に広がる数々のリヤドに、自分の宿で行うツーリスト向けのクリスマスパーティのチラシを撒いて回っていたのだ。彼はこれから100枚近くのチラシをリヤドに撒きに行くところだと言う。=この迷路の中のリヤドについて殆ど頭に入っているというのだ!なんという救世主!チラシを撒くついでに私たちの予算にあった宿を紹介してくれた。
こうしてやっとフェズでの滞在先が決まった訳だが、ここまで歩いてきた道が全くわからない。それもそのはず、フェズのメディナは世界一の迷宮都市と言われる世界遺産なのだ。

細すぎる路地には車両が入れず。物流には未だに馬が活躍。

キティちゃん少年。

フェズ名物と言えばなめし革の作業場。男の現場を上から眺める。

チェックインした宿は家族経営で、前記事で書いた、ハマムに連れて行ってくれたお母さんと旦那さんが経営している新しい宿。奥さんの妹さんがとても美人で流暢なスペイン語と英語を話すので、コミュニケーションが取れた。新しいので部屋もきれい。そして朝ご飯も美味しいし、イスラムの休日など店が閉まる日は前もってお願いすれば美味しいタジンも作ってくれる。ただし、お母さんの息子たちへのお説教が宿全体に響き渡り、子供たちが泣き叫ぶ日もあり(笑)。そんなありきたりの家庭の雰囲気も味わいたいなら是非!
※ちなみにHOSTELWORLDにも掲載されていたのでこちらに紹介しておきます。

Dar Mehdi

フェズでは迷路とハマムを楽しんで、クリスマスらしくないクリスマスを過ごした後、最終目的地シャウエンへ。
もうスペインの国境にほど近く、アンダルシア地方の雰囲気を持つ。フェズから山間をバスに揺られ、山の斜面にびっしり家々が立ち並ぶ。寒く、澄んだ空気は、遠くの車窓からもわかる程。所々から湯気のようなものが出ていて、田舎の街を訪れたような、ほっとする雰囲気だ。
モロッコの殆どの場所はフランス語が通じるが、ここシャウエンは50年前までスペイン領だったこともあり、スペイン語が良く通じる。そして、なんといっても特徴的なのが、白と青に塗られた建物だ。

例えばこんなふうに。ざっくりと青に塗られている。

窓枠とちょっと色のトーンを変えてみたり、それは家々のオリジナル。

青い服を纏った女性が歩けばこんなにも美しい。

ここにはなにがあるわけでもない。ひと昔はヒッピーのたまり場として賑わっただけあり、今もその名残がある。
何をするわけでもなく、ただただ旅に疲れた(モロッコはなかなか疲れると、旅人の中でも評判だ)旅行者がスペインに行く前に休憩したり、またはスペインから下ってきた旅人は全く違った顔を見せるイスラム文化に身を委ねてみたり。
そしてなにより、ここに住んでいるモロッコ人が他の地のモロッコ人と違って、とってもゆーっくりしている。

そんな空気の街からは綺麗な山々が見える。今日はあの山に登ってみようか?
毎日そんな感じでいろんな丘や山に登った。清々しい空気を吸いながらシャウエンの街を見下ろしてみると、なるほど、シャウエンの人々がここを愛するのが良くわかる。山々に抱かれ、自然の美しい恵みを受ける。山々から流れてくる清らかな水はシャウエンの街へ注がれる。

ヤギが自由にお散歩してた。そしていきなり私たちの前で出産したり!飼い主が引き取って行ったけど、血にまみれた生まれたばかりの子を産み落とした母親ヤギの動揺っぷりにびっくりしたっけ!

ゆ〜っくり最後のモロッコを噛み締めて。何をしたわけでもなく、でも5日間でここを去るのは名残惜しく。
次はジブラルタル海峡を渡り、再びヨーロッパへ。

モロッコの滞在が与えてくれた静と動。エネルギッシュで、でもとってもシャンティで。
人間の人間らしい生き方を目の当たりにした、とても愛すべき滞在だった。

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Written by amigahina

2012年1月15日 @ 05:16

カテゴリー: Chefchaouene, Fes, Morocco

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