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amigahinaの世界放浪記録

セピア色のマテーラ

with 2 comments

ドブロブニクでの夢のような海辺の滞在の後、いよいよ南イタリアへ。
旧市街からバスで港へ行くと、そこは南イタリアへの玄関口。
ターミナルはイタリア人の観光客でいっぱい。歌うようにおしゃべりする賑やかな団体旅行者。
早くも陽気な南イタリアへ来たよう。

フェリーは夜22:00過ぎに出港し、翌朝8:00頃到着だ。
意外にも運賃が高く、キャビン(ベッドのある場所)にすると一人当たり30€もアップするのでここはぐっと我慢し、
デッキクラスを購入。デッキ、といっても甲板ではないのでご心配なくw 奥のレストランスペースや、通路、
基本的にはどこに寝ていても問題なし。実際多くのイタリア人団体客は子連れでもデッキクラスだった。
私たちもバックパックを背負って、船内を駆け足でロケハンww コンセント付きの通路のコーナーを確保し、
とりあえず缶ビールで乾杯。早々と寝袋にくるまって寝た。

さすがにドブロブニクから寝袋持参の乗客は居なかったので、通行客にいつも見られるのがちょっと嫌だったけど、
朝起きると優しいご夫人が、「朝食券が余ってるんだけどよかったらどうぞ。」と哀れむように券を差し出してくれた!
おぉ、なんかちっちゃな感動ww 別に朝ご飯が食べれない程困窮してる訳じゃないんだけど、
なんなんだろう、この有り難さ!?是非いただきます!
そんな訳で朝食を摂っているうちに工業都市バーリに入港。通路に寝たお陰で体はバキバキ、そんな体に鞭打って、
再び重いバックパックを担ぎ港内のイミグレを通過、イタリアへ入国した。


バーリからはFERROVIE APPULO-LUCANEという3両編成の私鉄に乗って、マテーラという街へ移動した。
ここは以前から憧れていた土地。”サッシ”という石灰質の岩山の洞窟を住居にした集落で、
93年に世界遺産になっている。8世紀から13世紀にかけて、イスラム勢力を逃れた修道僧が住み着いたのが始めとされ、一時は繁栄したものの、洞窟住居の見た目からか貧困の象徴とされ、第二次大戦後は廃墟と化していったという。しかし近年の世界遺産登録が後押しとなって人が戻り始め、観光地になっていったという歴史がある。

やはりここでもシーズンオフ、人もまばらで、わたしたちにとっては快適だ。
ここでは宿の予約をしていなかったので、ツーリストインフォメーションへ。
お勧めされた安宿はサッシの中、山の上の方にある立派なホテルで、大部屋を2つ持っており、
そこをホステルとして利用している。ロビーに入った途端からサッシの雰囲気たっぷりで、広い敷地に、食堂、会議室、ソファーがゆったり置かれたロビー、そして教会までもあった!案内された部屋に入ると、2段ベッドが8台の16人部屋!宿泊客はおらず、私たちだけの貸し切りだ。

白い壁とアーチ状の高い天井。暗い室内の奥にある扉を開けると、

広いテラスが広がっていた。
そして眼下に広がるのはこの景色!!

絶句!

なんと言ったらいいのだろう、こんなところに人が住んでるの!?
とにかく早く探検したい気持ちでいっぱい、急いで外に出た。



ぎっしり住居が詰まってる!



サッシの街の中はこんな感じ。



端っこまでぎっしり。

びっくりしっぱなしの私たちに「チャオ」と声をかけてくるマテーラの人々。
みんな笑顔で話しかけてくる。
所々のサッシは廃墟と化していて、鳩が住着き、異様な悍ましさをも感じるんだけど、
そんな陰から、サッシの曲がり角から、当たり前のように笑顔が見えてくる。

一度は嫌われた土地、住居を追われた人々。歴史的に暗い過去を持つが、
そこに見つけたのは驚く程フレンドリーな住民だった。

心の底から嬉しくなる、そんな気持ちだった。

おいしい食事も、美味しいワインも有名なマテーラ。
今日は特別に地元でも美味しいと評判のレストランへ行こう。
こんなあったかい人々が作った自然の恵みをいただいて、ローカルのワインを開けて、ほろ酔いで宿へ戻る。

帰り道、サッシの中に明かりが灯っていた。
まだ干されたままの洗濯物のいいにおいと、美味しい夕飯のいいにおい。
ここでの美しい生活にもうちょっと触れていたいな〜。
もっとここと触れ合いたくて、もう少しここに居ることにした。

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Written by amigahina

2011年11月8日 @ 04:07

カテゴリー: Bali, Italy, Matera

コメント / トラックバック2件

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  1. ブログ本当に好評!!
    むっちゃんの同級生の横山さんがクロアチアの文章を見て『ほんとに、こん通り!』思い出す~~!
    むっちゃんからは、時には『なん円じゃった』と、具体的な金額も書いてくれるともっとイメージが伝わると
    注文が。
    サッシの町並みすばらしいね!おっさんも行って見た~い!!!
    毎日ブログ楽しみにしています。

    おっさん

    竹井 満

    2011年11月8日 at 18:11

  2. ありがとうございます〜。自分の記憶力のなさにメモ程度に始めたけれど、思い出しながら書き始めると気づきがたくさんあって、なかなか書くってのは楽しいです。会社やめてから書く、ってことを全然しなかったからね。
    金額についてはごもっともですね。ただ、見栄はって書ける金額ではないってことです(笑)
    ヨーロッパの1日の予算は2人で1万円、ですので!(もちろん宿泊費も込みで)
    引き続きよろしくー。

    amigahina

    2011年11月8日 at 18:19


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